京都のDNAは「神社とお寺の二重螺旋」でできている
日本で神社仏閣が集まっている町は、いくつかあるけど 皆さんのイメージ的に一番なのは、なんといっても京都だろう。
寺社の数では実は愛知県が一番みたいだが、”重要文化財をもつ”という条件をつけると京都市が一番になる。
鎌倉や奈良とかも古都の風情で寺社が多いですよね、という人もいるが京都とはちがう。
鎌倉や奈良は”お寺”が多いのだ。
京都には神社が約1700、お寺が約3000あると言われる。全国で数で一番ではなくとも”重要文化財をもつ”寺社では全国一なのが「京都は寺社が多い」印象を生んでいる原因であろう。
アパレルでいうとシャネルやプラダのような高級ブランドの数が多いのだ。
京の特徴は、寺社がDNA構造のように絡み合って存在している。もともと秦氏が開拓土地を寄進してのち、平安京を8世紀末に作るときに”四神相応の地”として選んだ。その四神が鎮座している地には必ず神社があり、「○○=各四神の社」と名乗っている。
厳密には各四神の謂れの土地は広いエリアが該当するし、南の該当地である巨椋池は干拓されて今はない。
ただ今でも四神はその地の神社とともに語られ、参拝の対象となっている。
北の玄武は”船岡山”、神社としては玄武神社か上賀茂神社。
東の青龍は”鴨川”、神社としては八坂神社。
西の白虎は”山陰道”、神社としては松尾大社。
南の朱雀は、”巨椋池”、神社としては城南宮。
他にも伏見稲荷、北野天満宮など名だたる神社が多い。では京都は”神社”が多い町かというと寺院も街中に多い。さきほど触れたように、まるでDNAの二重らせん構造のように神社と寺が各地に入り混じって散在している。神社と寺院の各々を分けて地図を書いてみるとなるほどと思う。
(下に神社、寺院別に代表的なものを配置した地図を載せてみた)
参拝(お参り)すると”ご朱印”をいただく方も多い。
本来神社でいただくのは、御朱印なのでその帳面は「御朱印帖」だが、寺院は納経印なので「御納経」。
帳面自体分けるべきとされる方もいらっしゃるが、ともに参拝・お参りのしるしなので寺院側が拒否されない限り、そこまで拘らなくてもよいように思います。
ともに″ご縁を結ぶ”ための行為でその証なので、と私は考えている。
ここでは御朱印(御朱印帖)で統一させていただく。
多神教の我が国は寺社ともにお祀りしている神や仏(本尊)は、千差万別だ。
神社は八百万神というくらい多いし、お寺も釈迦牟尼から阿弥陀佛、菩薩、諸天、七福神など日本は多彩だ。
なので、御朱印も多彩になる。
御朱印はスタンプラリーでないと非難される方々もおられるが、寺社自体が帖へ墨と朱印で書くものだけでなく「切り絵、金箔、多色刷り、特殊加工」といった特別御朱印を提供し300円程度から2千円とか値の張るものまでを提供しているご時世だ。
ちゃんと参拝して手を合わせたあとに求めるなら、それはそれで良しとするのが”和をもって貴しとなす”我が国の古来からの精神にあうのではと思うのです。

京都の有名な神社を地図にマッピング。各神社には、WEBページのリンク有
京都の有名寺院を地図でマッピング。各寺院は、WEBページのリンク有

